ChatGPT英語学習の始め方|初心者向けの3つの使い方と例

ChatGPT英語学習の始め方|初心者向けの3つの使い方と例

「ChatGPTで英語の勉強ができると聞いたけれど、具体的に何をすればいいのか分からない」
「試しに話しかけてみたものの、何を聞けばいいのか分からず、すぐに終わってしまった」
「英語が苦手な自分でも、AIと英会話の練習なんてできるのだろうか」

そんな悩みを抱えていませんか。

ChatGPTが英語学習に使えると聞いても、自分に使いこなせるのか、本当に効果があるのか、不安に感じる人も多いのではないでしょうか。

実は、ChatGPTは使い方さえ分かれば、24時間いつでも付き合ってくれる、あなた専用の英会話の練習相手になります。

ChatGPTの英語学習は、使い方の型さえ知れば、英語が苦手な人でも今日から始められます。

私自身、オンライン英会話を通算4年以上続けてきましたが、今は英語の練習にChatGPTの音声モードを使っています。

この記事では、ChatGPTを英語学習に使う3つの方法と、初心者が最初に送るプロンプト、1日10分から始める最初の1週間の進め方を紹介します。

この記事でわかること
  • ChatGPTを英語学習に使う3つの方法
  • 初心者が最初にChatGPTに伝える4つのこと
  • そのまま使えるプロンプトと、やり取りの例
  • 1日10分から始める最初の1週間

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目次

ChatGPTで英語学習はどうやるのか

ChatGPTを英語学習に使う方法は、大きく分けて3つです。

使い方向く人1回の流れ
話す練習の相手人と話すのが怖い人・話す機会がない人頼み方を送る→音声で10分ほど話す→最後に直す点を聞く
直してもらう言えなかった一言がある人・英文を書いた人場面を日本語で伝える→言い方を教わる→声に出して言い直す
教材を作ってもらう単語や文法を復習したい人場面と量を伝える→例文や問題を出してもらう→答え合わせをする

話せるようになりたいなら1つ目、言いたいことを正しく言えるようにしたいなら2つ目、単語や文法の土台を固めたいなら3つ目と、目的に合わせて選べます。

どれも「何を頼むか」を先に決めておけば、何を聞けばいいか分からないまま終わることが減ります。

初心者は話す練習の相手から始めると進めやすいでしょう。慣れたら、ほかの2つの使い方を加えます。

英語で話す練習の相手にする

いちばん使いやすいのはChatGPTに英会話の練習相手になってもらう使い方です。音声モードなら、声で話して声で返事を聞けます。

予約が要らず、何度言い間違えても気を遣わずに済むのが、練習相手に向く理由です。話す速さや文の長さも、こちらから頼めます。

最初は、次のように短く頼むだけで会話が始まります。

そのまま使えるプロンプト

英会話の練習相手をお願いします。初心者なので、ゆっくり、短い文で話してください。質問は1回に1つずつにしてください。

話す練習の相手は、人と話すのが怖い人でも最初の一歩にしやすい使い方です。

言えなかった一言や書いた英文を直してもらう

2つ目は言えなかった言葉や書いた英文を直してもらう使い方です。困った場面の言葉なので、次に同じ場面が来たときにそのまま使えます。

職場で「お先に失礼します」と言えなかった日なら、次のように頼みます。

そのまま使えるプロンプト

今日、職場で同僚に「お先に失礼します」と英語で言えませんでした。この場面で使える自然な言い方を3つ、短い順に教えてください。そのあと、私が1つずつ声に出して言うので、聞いて直してください。

直された言い方を自分の声で言い直すところまでを、1回の練習にします。

単語の例文と確認問題を作ってもらう

3つ目は単語の例文や問題を作ってもらい、自分用の教材にする使い方です。使う場面から単語を選んでもらえるので、覚えた単語をすぐ使えます。

仕事のオンライン会議で使う単語なら、次のように頼みます。

そのまま使えるプロンプト

海外の取引先や同僚とのオンライン会議で使う単語を10個、中学英語で作れる短い例文つきで出してください。そのあと、日本語から英語にする問題を5問出してください。答えは私が答えたあとに教えてください。

間違えた単語は次の日にもう一度出してもらいましょう。

3つの使い方はどれも、最初に「何を・どのレベルで」を伝えるほど、返事が自分に合ったものになります。

話す練習で使える話題は下記の記事で紹介しています。

ChatGPTの英語学習は無料版で始められる

ChatGPTの英語学習は無料版のままで始められます。

話す練習に使う音声モードも無料版で使えるので、お金をかける前に、自分に合うかを試せます。

音声モードを開くまでの手順

スマホで始めるときの手順は、次の3つです。

  1. ChatGPTのアプリを入れる
  2. アカウントを作ってログインする
  3. 入力欄にある音声のアイコンを押し、マイクを使えるように許可する

初めて使うときは、話し始める前に聞きやすい声を選びます。

無料版と有料プランの違い

無料版でも音声モードは使えます。使える量に上限があるので、毎日の練習で上限に当たるようになったら、有料のプランを考える時期です。

2026年10月時点の公式の料金ページでは、月額は無料版が0円、Goが1,400円、Plusが3,000円です。

最初の1週間は無料版で始め、上限に当たってからプランを比べても遅くありません。

最初にやらなくていいこと

始める前に、やらなくていいことも決めておくのがおすすめです。やらなくていいことが分かっていると、準備で迷わず、最初の練習に要ることだけに時間を使えます。

やらなくていいこと理由
プロンプトの一覧を集めて保存する最初に使う頼み方は1つで足りるため
最初から英語だけで指示する初心者は日本語で頼んでも練習できるため
有料のプランを先に契約する無料版で始めて、上限に当たってから決めればよいから

最初はアプリを入れて頼み方を1つ送るだけで十分です。

英語の勉強で初心者がつまずきやすいことは、下記の記事で紹介しています。

ChatGPTに最初に伝える4つと、初心者向けのプロンプト

ChatGPTは、あなたのことを知らないまま話し始めると、誰にでも当てはまる質問を返しがちです。最初に次の4つを伝えると、レベルと目的に合った話し方で返してくれます。

英語でやりたいこと

1つ目は英語で何ができるようになりたいかです。次のように、場面まで伝えます。

目的伝える例
旅行旅行先で注文や道をたずねたい
仕事海外の取引先や同僚とのオンライン会議で、自己紹介と最初の雑談をしたい
趣味海外ドラマを字幕なしで楽しみたい

場面が決まると、会話の題材がそろいます。目的がないと、何を話すかがその日の思いつきになり、練習が積み上がりにくいからです。

今の英語力

2つ目は今の英語力です。「中学英語があやしい」のように、短く伝えれば足ります。

伝えておくと、文の長さと話す速さを合わせてもらいやすくなります。伝えないと長い文で返ってきて、聞き取れないまま進むことがあるからです。

1日に使える時間

3つ目は1日に使える時間です。「朝の10分」のように、時間帯も一緒に伝えます。

時間が分かると、1回の会話をその長さに収めてもらえます。終わりが見えていれば、毎日始めやすいでしょう。

前に続かなかった理由

4つ目は前に英語の勉強が続かなかった理由です。「何を話すか決めずに始めた」のように、思い当たるものを1つ伝えます。

理由が分かれば、毎回の題材を先に決めてもらうなど、同じ止まり方を避ける頼み方ができます。この4つ目は最初の1週間の7日目にもう一度使うので、覚えておいてください。

ここまでの4つを、次のプロンプトの〔 〕に自分の言葉で入れて送ります。

4つを入れたプロンプト

プロンプトは日本語のままで大丈夫です。

そのまま使えるプロンプト

今から英会話の練習相手になってください。私は〔今の英語力〕の初心者です。英語で〔やりたいこと〕ができるようになりたいです。1日に〔時間〕使えます。前は〔続かなかった理由〕で続きませんでした。ゆっくり、短い文で話してください。1回に1つだけ質問して、私が答えに詰まったら、日本語でヒントをください。会話が終わったら、直したほうがいい文を3つまで、日本語の説明つきで教えてください。

たとえば、海外の取引先や同僚とのオンライン会議で、自己紹介と最初の雑談ができるようになりたい初心者なら、次のようになります。最初の題材は1日目と7日目で比べられるように自己紹介にしました。

そのまま使えるプロンプト

今から英会話の練習相手になってください。私は中学英語があやしい初心者です。海外の取引先や同僚とのオンライン会議で、自己紹介と最初の雑談ができるようになりたいです。朝の10分を練習に使えます。前は何を話すか決めずに始めて、続きませんでした。今日は自己紹介を練習したいです。ゆっくり、短い文で話してください。1回に1つだけ質問して、私が答えに詰まったら、日本語でヒントをください。会話が終わったら、直したほうがいい文を3つまで、日本語の説明つきで教えてください。

ChatGPTとのやり取りの例

たとえば、次のようなやり取りになります。返事の言い方は毎回少し変わります。

やり取りの例

ChatGPT: Hi! Nice to meet you. Can you tell me your name?

あなた: My name is 〇〇.

ChatGPT: Nice to meet you. What do you do?

あなた: I am work at a company.

ChatGPT: I see. How often do you have online meetings?

あなた: えっと、「月に1回」は英語で何と言えばいいですか。

ChatGPT: 「月に1回」は once a month です。“I have online meetings once a month.” と言ってみましょう。

あなた: I have online meetings once a month.

ChatGPT(会話のあと): 直したほうがいい文は1つです。“I am work at a company.” は “I work at a company.” にすると正しい文になります。work だけで「働いています」の意味になるので、am は要りません。

答えに詰まったら、日本語で聞いても大丈夫です。言い方を教えてもらえるので、黙ったまま終わらずに済みます。

直す点は会話のあとにまとめて出してもらうので、話している間は止まらずに続けられます。

直された文の確かめ方

ChatGPTが直した文が、いつも正しいとは限りません。直された文は次の方法で確かめてから覚えます。

  • 直された文を声に出して、もう一度言い直す
  • 迷った文は別の言い方も聞いて比べる
  • 辞書の例文に同じ形があるかを見る

最初の1回はうまく話すことより、最後まで続けて直す点を3つまでもらうことを目標にします。

最初の題材にする自己紹介の言い方は、下記の記事で紹介しています。

中学英語の基礎があるかでChatGPTの最初の練習を分ける

話す練習と並べて進める練習は、中学英語の基礎があるかで分けるのがおすすめです。基礎が抜けていれば文法と単語の復習から、基礎があれば音読と言い直しから始めます。

基礎が抜けたまま話す練習だけを続けると、同じ間違いを毎回直されて、先に進みにくいからです。基礎がある人は、知っている文を声に出す量を増やすほうが、話せる文が増えていきます。

基礎があるかの確かめ方

基礎があるかは、ChatGPTに問題を出してもらうと分かります。

そのまま使えるプロンプト

中学1年から3年までの英文法の問題を、やさしい順に10問出してください。私が全部答えたら答え合わせをして、間違えた単元の名前を日本語で挙げてください。

間違えた単元がいくつもあれば、基礎が抜けている人の練習から始めます。問題と答えが合っているかは、手元の参考書で確かめると安心です。

基礎が抜けている人の最初の練習

基礎が抜けている人は、間違えた単元を1日に1つずつ復習します。ChatGPTには単元の短い説明と問題を頼みましょう。

そのまま使えるプロンプト

〔間違えた単元〕を、中学生に教えるように日本語でやさしく説明してください。そのあと、その単元の問題を5問出してください。

基礎がある人の最初の練習

基礎がある人は、自己紹介の短い英文を作ってもらい、音読と言い直しから始めます。

そのまま使えるプロンプト

私の自己紹介を、中学英語で言える短い英文5文で作ってください。名前は〔名前〕、仕事は〔仕事〕、趣味は〔趣味〕です。

できた英文は音声モードに切り替えてChatGPTに読んでもらい、聞いてから音読します。

慣れたら、シャドーイング(聞こえた英語をすぐ後から真似して声に出す練習)に進みます。手順は音声を聞く、音読、オーバーラッピング(音声に重ねて読む)、シャドーイングの順です。

どちらの人も、最初の練習と一緒に、話す練習を毎日少しずつ続けます。

シャドーイングの詳しいやり方は下記の記事で紹介しています。

ChatGPTで英語学習を始める最初の1週間

最初の1週間はChatGPTの練習を1日10分から始めます。慣れたら、単語・音読などと合わせて、1日1時間以上を目安にします。

10分は始めるための量で、1時間は慣れてから目指す量です。最初から長い時間を決めると、始めるまでの腰が重くなりやすいからです。

1日目

1日目は伝える4つを書き出し、記入例を自分の言葉に直して1回送ります。自己紹介の題材で、3〜5往復ほど話してみてください。

会話が終わったら、直す点を3つまでもらってメモします。自己紹介を30〜60秒で録音しておくと、7日目に聞き比べられます。

2〜6日目

2日目から6日目は1日10分の練習を続けます。話す練習と、基礎があるかで分けた練習を、日ごとに組み合わせます。

組み方の一例は、2日目・4日目・6日目が話す練習、3日目・5日目が文法の問題か音読です。

前の日に直された文を、次の日の最初に言ってから始めます。時間帯はChatGPTに伝えた時間に合わせます。

練習した日は続けた日数と時間をメモに残しておきましょう。

7日目

7日目は1日目と同じ自己紹介を30〜60秒で録音し、1日目の録音と聞き比べます。

最初に伝えた「前に続かなかった理由」も見直し、同じ止まり方をしていないかを確かめてください。

2週目からは1日の量を少しずつ増やしていきます。

7日目の聞き比べで、1週間続けた練習を自分の耳で確かめるのが、最初の1週間の締めくくりです。

1日にどれくらい勉強するかは、下記の記事で紹介しています。

ChatGPTの英語学習を無駄にしないために、全体像を先に決める

ChatGPTは練習の相手としては頼りになりますが、何のために、どの順番で練習するかが決まっていないと、話した時間がそのまま力にはなりません。

ChatGPTは聞かれたことには答えてくれます。ただ、あなたの目的に向けて、何をどの順番でやるかまでを、自分から組み立ててくれるわけではありません。

目的がないまま話していると、毎回同じような会話をくり返すだけになりやすいのです。

練習に意味を持たせるのは、次の流れです。

  • 英語で何ができるようになりたいか(目的)
  • 今の力と目的のあいだに、何が足りないか
  • それを埋めるために、今週どの練習をするか
  • 1週間後に、何で変化を確かめるか

この記事の「最初に伝える4つ」と「最初の1週間」は、この流れをいちばん小さくした形です。

ただ、目的までの道のりが長いときや、何から手を付けるか決められないとき、確かめても何が変わったのか分からないときは、全体像を自分だけで描くのが難しくなります。

そうした場面では、目的から逆算した順番を人と一緒に決めると、ChatGPTとの練習が目的につながります。

ChatGPTは毎日の練習の相手として使い、何をどの順番でやるかの全体像は、先に決めておくのがおすすめです。

まとめ|ChatGPTの英語学習は、最初の頼み方から

ChatGPTの英語学習は3つの使い方のうち、話す練習の相手から始めるのが近道です。最初に4つを伝えて、1日10分の練習を1週間続けます。

海外の取引先や同僚とのオンライン会議で、自分の言葉で自己紹介できる日に向けて、今日、4つを入れたプロンプトを1回送ってください。

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