「1年続けてきたのに、手応えがない」
「覚えたはずの単語が、いざというときに出てこない」
「独学のままでいいのか、自分では決められない」
そんな悩みを抱えていませんか。
時間を使ってきたぶん、ここでやめるのも、このまま続けるのも不安になるものです。
私も同じでした。大学1年でオンライン英会話を始めた頃は、
1日25分のレッスンを続けるだけで「いつか本当に英語が話せるようになるのかな」と思っていました。
その後、授業の忙しさもあってモチベーションが続かず、約1年英語から離れています。
いま振り返ると、当時の私は自分が進んでいるかを確かめる手段を持っていませんでした。
それでも、手応えがないからといって、英語を諦める必要はありません。
自分では確かめにくい部分を1つだけ補えば、これまで積み上げてきた学習を活かしたまま先へ進めます。
この記事では独学でも自分で確かめられることと確かめにくいことを分けたうえで、何を1つ加えるかの決め方をお伝えします。
- 独学に限界を感じる理由
- 独学のままでも自分で確かめられる4つと、その確かめ方
- 独学のままでいい条件と、何かを加えたほうがいい条件
- 独学に1つだけ加えるときの選び方と費用の目安
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独学に限界を感じる理由は、才能や根気が足りないことではなく、自分の英語を自分では測りにくいことにあります。
そう言えるのは、話している最中の自分の英語を、聞き手の立場では聞けないからです。発音がずれていても、言い方が不自然でも、自分の耳には「言えたつもり」で残ります。そのため練習の量を増やしても、どこが伸びているのかは見えにくいままです。
たとえば、単語帳を何周しても、その単語を会話の中で使えるかどうかは、単語帳を開いているだけでは分かりません。音読を毎日続けていても、手本と同じように言えているかは、声に出している本人には聞き分けにくいものです。
裏を返せば、確かめる方法を持てば、独学のままでも分かることは増えます。
英語を話せない理由と、改善するための4つのステップは、下記の記事で紹介しています。
独学でも自分の録音で分かること
独学のままでも、自分の力で確かめられることはあります。話しているあいだは自分の英語を落ち着いて聞けなくても、録音しておけば、あとから手本と比べて聞き直せるからです。
確かめる方法はいくつかありますが、この章では、私がシャドーイングで続けていた録音して聞き返すやり方と、そこで見る4つの項目を紹介します。
私がやっていた手順と、その回数
私はシャドーイング(聞こえた英語を、少し遅れて追いかけるように声に出す練習)を、次の順番と回数で練習していました。
- 音声を3回聞く
- 音読を10回。文字を見ながら声に出す
- オーバーラッピングを10回。音声に声を重ねて、速さとリズムを合わせる
- シャドーイングを30回。文字を見ずに、聞こえた音を追いかける
- 最後に録音して、自分で聞く
音読からシャドーイングまでで合わせて50回声に出しても、最後に録音を聞くと、発音できているつもりの英語が全く違うことがよくありました。録音を聞いて気づいたずれは主に次の3つです。
- 言えているつもりの単語が言えていない
- 音と音がつながらず、一語ずつ切れている
- 原稿のリズムと自分のリズムが合っていない
この練習を続けて、私の場合は TOEIC のリスニングが1か月で475点になりました。誰かに測ってもらった結果ではなく、自分で決めた練習を、自分で測り続けた結果です。声に出す回数を重ねるだけでは、自分の発音のずれには気づきにくいものです。
録音した自分の英語を手本と聞き比べると、どこがずれているかに自分で気づけます。
シャドーイングのやり方と、教材の長さや速度の落とし方は、下記の記事で紹介しています。

録音で見る4つのチェック項目
録音で見るのは、発音の正しさを細かく判定することより、手本と比べてずれた場所に印をつけることです。印は○△×の3つで十分です。
- 手本と自分の録音を続けて聞き、言えていない音に印をつける
- 詰まった場所と言い直した場所に印をつける
- 何も見ずに言える文が先月より何本増えたかを数える
- 練習が何日続いたかを記録する
録音の長さは30〜60秒ほどで構いません。1か月後に同じ素材で録り直すと、2本を聞き比べて変化を確かめられます。後ろの2つは、録音がなくても、紙やカレンダーに書いておけば数えられます。
4つとも、他人に頼まなくても自分で数えられることです。
独学では確かめにくいこと
一方で、録音や記録をどれだけ重ねても、独学のままでは確かめにくいことが3つあります。
| 独学では確かめにくいこと | 自分では分かりにくい理由 |
|---|---|
| 相手に通じているか | 相手が聞き取れたかどうかは、相手の反応を見るまで分からないため |
| 言い方が自然か | 意味は通るのに不自然な言い方は、間違いではないので、辞書や文法書では見つけにくいため |
| 弱点の位置と、次にやること | 見つけたずれのうち、どれから直すかは、自分だけでは決めにくいため |
3つに共通するのは、答えが自分の外にあることです。
留学の前、IELTS 対策のためにネイティブ講師のオンライン英会話に替えたとき、私は相手の英語をほとんど聞き取れませんでした。それまでのレッスンは毎回同じような内容で、安心感はあっても、伸びている実感はありませんでした。
同じ形の練習だけを続けていると、ほかの場面で通じるかどうかは確かめられないままになることがあります。
手本とのずれ、詰まる場所、言える文の数、続いた日数は、録音とメモで自分で確かめられる項目です。
独学は、遠回りになりやすく、途中で挫折しやすい学び方でもあります。英語力が伸びても、間違った癖がついたままだと、あとから直すのに時間がかかります。
ただし、一人で確かめられることまで人に任せる必要はありません。独学では確かめにくいことのうち、どれで困っているかが分かれば、独学に加えるものは1つに絞れます。
教材を増やしすぎることを含め、英語学習で避けたい8つの失敗は、下記の記事で紹介しています。
独学の限界のサイン
今の状態は次の5つのうちいくつ当てはまるかで見えてきます。
- 続けているのに、点数も手応えも数か月変わっていない
- 読めば分かる英文を言おうとしても口から出てこない、あるいは話す機会がない
- 教材が増えるばかりで、今日どれをやるかが決まらない
- 今の弱点を、自分の言葉で説明できない
- 覚えたはずの単語やフレーズが、しばらくすると出てこない
点数や手応えが変わらない、言いたいことが口から出てこない、教材が決まらない、弱点を説明できない。この4つは、相手に通じているか、言い方が自然か、次に何をやるかを確かめられていないときに出やすいサインです。今の位置が分からないので手応えを感じにくく、次の教材も選べなくなります。
覚えたはずの言葉が出てこないというサインは、少し性質が違います。このとき、自分の記憶力のせいにしたくなるものです。忘れること自体は誰にでも起きます。見直したいのはその手前で、覚える作業の回数に比べて、口に出して使った回数がどれだけあるか、という点です。
いくつも当てはまるなら、増やしたいのは練習の量より、確かめる機会のほうだと考えられます。
続かないこと自体に困っている場合の解決策は、下記の記事で紹介しています。
独学のままでいい人/何かを加えたほうがいい人
独学を続けるか、何かを加えるかは、誰かに決めてもらわなくても、いくつかの条件を並べれば自分で決められます。
下の4つの節では、独学のままで進みやすい条件、何かを加えたほうがいい条件、時間が取れないとき、旅行や趣味が目的のときに分けて書きました。当てはまるところから読んでください。
独学のままで進みやすい条件
次の3つに当てはまるなら、今のやり方でも進み具合を確かめやすい状態です。
| 条件 | 理由 |
|---|---|
| 目標が読む・聞く・語彙が中心 | 読む力、聞く力、覚えた語の数は、一人でも積み上げられるため |
| 目標までの期限に余裕がある | 急ぐ理由がなければ、手応えがなくなってから加えても間に合うため |
| 今のやり方を楽しめている | 続いていること自体が、大きな条件だから |
3つとも、録音とメモで自分で進み具合を確かめられる条件です。音のずれ、詰まる場所、言える文の数、続いた日数を自分で数えていれば、人に頼らなくても伸びを確かめられるからです。
当てはまるうちは、手を広げる前に、今の練習を4つのチェック項目で確かめる習慣をつけてください。
独学に何かを加えたほうがいい条件
次のどれかに当てはまるなら、独学だけで抱え込まずに、何かを1つ加える時期です。
| 条件 | 理由 |
|---|---|
| 限界のサインがいくつも当てはまる | 当てはまる数が多いほど、やり方そのものを見直す時期だから |
| 目標までの期限が短い | 締め切りがあるなら、独学だけで間に合わせようとしないほうが安全のため |
| 話す・書くが目標に入っている | 話す力と書く力は、相手の反応がないと測りにくい力だから |
| 英語を話す相手がいない | 言える文が増えても、使う場がないため |
4つとも、独学では確かめにくいことに関わる条件です。通じているか、言い方が自然か、次に何をやるかは、録音を何度聞き返しても自分だけでは判断がつきません。
当てはまったら、英語を諦める前に、加えるものを1つ決めてください。
まとまった時間が取れないときの期限の置き方
あなたが1週間で英語に使える時間は、何分ありますか。
仕事と家のことがあれば、毎日まとまった時間を確保するのは簡単ではありません。
時間が取れないときは、量を無理に増やすより、期限のほうを置き直すのが現実的だと考えています。先に1週間で使える時間を数え、その時間に合う期限を置く順番です。
短い時間でも、続けた分だけ学習は積み上がります。私自身、オンライン英会話は1日25分を週3〜5日でした。途中で約1年離れた時期を含めて、英会話は通算4年以上続けています。
1日25分のレッスンから留学までの経緯は、下記の記事で紹介しています。
旅行や趣味が目的のときの測り方
旅行や趣味が目的なら、スコアは測らなくて構いません。期限は次の旅行まで、測るのはその場面で何も見ずに言える文の数です。
フィリピンでの3週間の語学研修で現地の学生と交流したとき、私はレストランでの会話についていけず、テーブルの端で愛想笑いをしてうなずくだけでした。旅先で必要になるのは、そうした場面で口から出る文です。
注文する、道を聞く、聞き返すといった場面を1つ決めて、言いたい文を書き出し、何も見ずに言えた数を週ごとに数えてください。ただし「通じるか」だけは自分では測れません。旅行の前に一度だけ、誰かに聞いてもらう形が合いやすいと思います。
独学に1つだけ加えるという選択肢
「独学か、スクールか」の二択で考えると、どちらにも決めきれないまま時間が過ぎがちです。
これまでの学習を活かしながら、足りないものを1つだけ加える方法もあります。
単語も文法も音読も、これまでの練習はそのまま活かせます。加えるのは、「独学では確かめにくいこと」を補う部分だけです。
| 加えるもの | 目安 |
|---|---|
| 話す場を1つ | 週に3日ほど、1回25分から。使う場があると、練習の目的が見えやすくなる |
| 測る機会 | 同じ素材での録り直しは1か月に一度、外から測ってもらうのは数か月に一度 |
| 見てもらう場 | 通じるか、自然か、次に何をやるかを、人に見てもらう |
もし独学に加えて、教材やサービスにお金をかけることも考えているなら、費用の目安も知っておくと選びやすくなります。表の金額はおおよその相場で、実際の金額はサービスごとに違うので、目安として見てください。
| 手段 | 費用の目安 | 主に埋まるもの |
|---|---|---|
| 参考書 | 1冊1,000〜2,000円 | 語彙・文法・読む力を増やす時間 |
| 学習アプリ | 月1,000〜2,000円 | 覚える時間と、続ける形 |
| 英会話スクール | 月1〜3万円 | 話す場・通じるかの確認 |
| 英語コーチング | 3か月15〜30万円 | 弱点の整理と、学習順序の相談 |
自分が困っていることに合う手段を、この表から探してみてください。話す場がないだけなら、まずそこを補えます。話す場はあるのに次にやることが分からないなら、話す回数を増やしても同じ練習が増えるだけです。
お金をかけるかどうかは、どこに・いくらまで・なぜの3つを、自分の言葉で書けるかを目安にしてください。
「なぜ」が「限界を感じるから」だけだと、始めたあとに何を頼むかが決まりません。「弱点の位置を定期的に外から見てほしい」くらいまで書ければ、聞くことがはっきりします。そこまで書けないうちは、まだ加えなくていい時期だと思います。
まとめ|英語の独学に限界を感じたら、まず今の英語を確かめる
英語の独学に限界を感じたら、続けるかやめるかを決める前に、まず今の自分の英語を確かめてください。
発音のずれや言える文の数は、録音やメモを使えば自分で分かります。通じるか、自然か、次に何をやるかが分からないなら、一人で抱え込まずに、そこを補うものを1つだけ加えてみてください。
旅先で現地の人と話したり、趣味や仕事で英語を使ったりする日に向けて、今日できることから始めましょう。
英語の独学に迷ったら、ゆうの英語力アップ公式LINEへ
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